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日本神話

志波彦神とは何の神様か|家系図・物語・祀る神社

志波彦神  / シワヒコノカミ

大地 国津神

陸奥に祀られた農耕の神。明治に鹽竈神社の境内へ遷された。

志波彦神とは何の神様か

志波彦神は、古代陸奥で高い神階を受け、延喜式に名神大社として載る地域神です。記紀に物語はなく、神名の由来や本来の神格は詳らかではありません。

現在は宮城県塩竈市の志波彦神社に祀られ、農耕・国土開発の神として信仰されます。境内を共有する鹽竈神社とは別の本殿・祭神を持つ二社です。

志波彦神の漢字表記と読み方

読みは「しわひこ」です。「シワ」の意味ははっきりしていません。

岩手県の紫波(しわ)郡との関わりを指摘する説があります。また「シワ」を端・境を意味する語とし、国の境を守る神とする解釈もあります。どちらも決め手がありません。

志波彦神(しわひこのかみ)

延喜式に記される表記。

志波彦神の物語

  1. 志波彦神は何の神か
  2. 志波彦神社と鹽竈神社は同じ神社か
  3. 岩切から塩竈へ遷った時期
  4. 志波彦神社の読み方と御利益

志波彦神は何の神か

公式由緒は、大和朝廷の統治範囲の北進に伴って移った「シワ」の地、すなわち勢力圏の端で信仰された国津神ではないかと説明しますが、詳らかではないと明記します。

農耕神として現在信仰されることと、古代の正体が完全に判明していることは別です。

志波彦神社と鹽竈神社は同じ神社か

現在は同じ一森山の境内にあり、公式サイトも「志波彦神社・鹽竈神社」と一体で案内します。しかし祭神と本殿は別です。志波彦神社は志波彦大神、鹽竈神社は鹽土老翁神・武甕槌神・経津主神を祀ります。

参拝では同じ境内を巡れても、神名を混同しません。

岩切から塩竈へ遷った時期

志波彦神社はもと岩切の冠川付近に鎮座したとされます。明治七年に鹽竈神社の別宮殿へ奉遷し、昭和十三年に現在の本殿が竣工して遷座しました。

「明治に現在の社殿へ移った」と一段階にまとめず、仮奉遷と現在社殿の完成を分けます。

志波彦神社の読み方と御利益

読みはしわひこじんじゃです。鹽竈は「しおがま」と読み、同じ境内の二社を続けて「しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ」と案内します。

農業守護・産業開発などの信仰は神社の現在由緒に基づき、古典に物語がないことも同時に示します。

志波彦神の家系図と家族

志波彦神のきょうだい: シオツチオジともに陸奥の海に関わる

ふつうのつながり きょうだい 敵対・国ゆずり 本によって話がちがう

志波彦神の性格と人物像

志波彦神について確実に言える中心は、古代陸奥で高い神階を受けたこと、延喜式で名神大社とされたこと、現在も志波彦神社に祀られることです。

「中央に取り込まれなかった敗者」などの性格を資料なしに与えず、由来が不明である範囲と、現在の農耕・産業信仰を分けます。

志波彦神を祀る神社

志波彦神を祀る社はほとんどありません

陸奥国という限られた土地の神であり、他の地域へ広がる理由がなかったためです。

中心は宮城県塩竈市の志波彦神社です。鹽竈神社と同じ境内にあるため、参拝は両社をあわせて行います。

志波彦神社・鹽竈神社(しわひこじんじゃ・しおがまじんじゃ)

志波彦神社は陸奥国の名神大社

地図で開く

志波彦神社・鹽竈神社の住所: 宮城県塩竈市一森山1-1

志波彦神社・鹽竈神社の御祭神: 志波彦神/鹽土老翁神・武甕槌神・経津主神

志波彦神社・鹽竈神社のご利益: 五穀豊穣・厄除け

明治期に志波彦神社が鹽竈神社の境内へ遷された。いまは二社で一つの社として扱われる。

一森山の境内に両社が並ぶ。正式名称は「志波彦神社・鹽竈神社」。

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志波彦神が現代に残した痕跡

志波彦神の名は、地名に残った可能性があります

紫波(しわ): 岩手県の郡名・町名。志波彦神の「シワ」との関わりを指摘する説があるが、確かめられていない。

志波彦神のご利益

五穀豊穣

農耕の神とされることによる。

厄除け

地域の鎮守として信仰されてきたことによる。

志波彦神についてよくある質問

志波彦神社と鹽竈神社は同じ神社ですか。

同じ境内で一体的に運営されていますが、別の本殿と祭神を持つ二社です。志波彦神社は志波彦大神を祀ります。

志波彦神社はいつ塩竈へ移りましたか。

明治7年に鹽竈神社の別宮殿へ奉遷し、昭和13年に現在の本殿が完成して遷座しました。

志波彦神は何の神ですか。

現在は農耕・国土開発の神として信仰されます。ただし記紀に物語がなく、本来の神格や神名の由来は詳らかではありません。

志波彦神は塩竈神と同じ神ですか。

同じ神とは確認できません。現在は志波彦神社と鹽竈神社が同じ境内に鎮座しますが、祭神と由緒は別です。社名が併記されることと神格の同一性を分けます。

志波彦神社は最初から塩竈にあったのですか。

いいえ。もとは宮城郡岩切村冠川のほとりに鎮座したと伝わり、明治七年に鹽竈神社別宮へ遷祀されました。現在の社殿は昭和十三年に完成しています。

志波彦神はどのような神ですか。

古典神話に詳しい物語を持つ神ではなく、陸奥国の古社で祀られてきた地域神です。農耕守護などの説明は社伝に基づき、神名だけから性格を作らないようにします。

志波彦神社の読み方は何ですか。

「しわひこじんじゃ」と読み、祭神は志波彦大神です。漢字から「しばひこ」と読まず、公式社名の読みを用います。鹽竈神社とは同一境内にあります。

式内社の志波彦神社は現在地そのものですか。

古代の鎮座地から移転しているため、式内社としての由緒と現在の塩竈の社殿所在地を分けます。現在地だけを古代以来不変の場所とは説明しません。

志波彦神と併せて覚えたい言葉・用語

国津神(くにつかみ)

もともと地上にいた神々。出雲の神々が代表。